盗まれた街/ジャック•フィニイ

盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)

盗まれた街 (ハヤカワ文庫SF フ 2-2)

H.G.ウェルズの"タイムマシン"かなんかの文庫に入ってた『アリの帝国』というのを思い出した。
以下ネタバレだが…

盗まれた街では地球外生命体が分子レベルで人間を模倣するも、個人の「感情」や「創造性」は真似できない。
親しい人間だけがその違いに気づき、主人公やその友人が行動を起こす。
「感情」は物質ではない「心」に宿るというユーモアがこの作品の根底をなしてると思う。
"サイエンス"に反発するかのような作風が彼らしい。